『透視図』の使い方や始めるタイミングを紹介!

その他

 東京大学や京都大学、一橋大学の英語の長文は他の大学とは一線を画す難しさですよね。

長文読解には語彙も文法も熟語も必要なため具体的にどのように対策すれば良いか分からない方も多いと思います。

そこで本記事では主も実際に使って長文読解力が本当に伸びたと感じた参考書を紹介します!

最もおすすめな参考書

私が最もおすすめする長文読解の参考書は英文読解の『透視図』です!

どんな内容?

この透視図は三つの章で構成されており

  • 第1章 英文構造の透視図
  • 第2章 省略・倒置・挿入・強調の透視図
  • 第3章 仮定法・比較表現の透視図

の順番になっています。

 またそれぞれの章が細かい文法の解説を伴う長文問題が複数載っています。それぞれの章で解説されている文法は以下の通りです。

第1章

第1講 要素の確定・移動A) S+V+副詞句+O, S+V+副詞句+Cの構造
B) O+S+Vの構造
C) C+be動詞+Sの構造
D) S+V+C+Oの構造
第2講 成句的動詞表現とその後続要素の確定A) S+V+A+前+Bの構造の確定
B) 成句的動詞表現の後続要素の移動
第3講 接続詞and/but/orの結ぶものA) 文構造上確定できる場合
B) 文構造上確定困難な場合

第2章

第1講 省略A) 共通語句の省略
B) 接続詞の後のS+Vの省略
第2講 倒置A) 強制倒置の生じる場合
B) その他の倒置
第3講 挿入
第4講 強調A) 強調構文の考え方
B) 強調構文の見分け方

第3章

第1講 仮定法の諸問題A) 仮定法における条件節表現
B) 仮定法と助動詞の問題
第2講 比較表現全般における諸問題A) 比較対象の確定
B) 比較対象の省略
C) as/than以下の倒置
D) 比較対象の前方への繰り出し
第3講 重要比較表現における諸問題A) 最上級的意の内在
B) no+比較級+than…の研究
C) the+比較級…, the+比較級〜

これらの章は48のテーマ24の長文問題卒業問題で構成されています。

それぞれのテーマで文法を親切に教えてくれます。

どんな人におすすめ?

透視図の基本的な対象レベルはには東京大学京都大学一橋大学を第一志望にしている人です。

数ある参考書の中でもトップクラスに難易度が高いため、志望校がこの三つの大学より低い場合必要以上に負荷がかかってしまうかもしれません。

ですが、志望校を少し下げて他の旧帝大を狙うことになっても、透視図を使って勉強していた人なら、確実に英語は得点源になります

いつから使い始めるべき?

透視図を始めるのは夏休みを終えた9月以降でいいと思います。

透視図で説明されている文法は発展的なものなので、基本文法は頭に入っている必要があります。
しかし、100%基本文法を完璧にしていなくても、8割ほどインプットできていれば透視図を始めて良いと思います。

透視図の長文を読んでいて分からない基本文法が出てきたら、それ以前に使っていた文法書を用いてしっかり理解しながら進めていきましょう。

どのように使う?

透視図は最初から最後まで隈なく読むことで学習が完成されるため、最初から最後までしっかり一周しましょう。

最初に別冊でついてくる「英文講読再入門」を読むことで、英文構造の基礎をはっきり捉えられます。

本冊のそれぞれの学習目標に対してChallenge問題とその中で取り上げられるテーマに沿った演習問題があります。
まずは演習問題を自力で全文訳してから解説をしっかり読み込み、演習問題を終えたらChallenge問題の下線部を訳し、同様に解説をしっかり読むことで学習目標が達成できるでしょう。

また、理想としては透視図全体を4周することができれば、恐れる長文はなくなるとまで言われています。
24のChallenge問題と卒業問題を合わせた25問で一周なので、毎日こなすことができれば二次試験本番の二月末までには余裕を持って4周できます。

ただし、透視図は精読をするための参考書であり、一つ一つのテーマをしっかり理解することが最優先です。
他の科目にももちろん時間をかけなければならないため、計画をたてて取り組むといいでしょう。

実際、主は購入したのが遅かったため2周までしかこなせませんでしたが、透視図を使う前より長文が得意になったことを点数でも体感でも実感することができました。

まとめ

いかがだったでしょうか。
透視図について最低限の情報を紹介することができたと思います。

東大、京大、一橋の英語はとてつもなく難しいですが、透視図をマスターすることができれば英語は確実に武器にすることができます!
志望校に合格できるように応援しています。
ご精読ありがとうございました!

コメント

タイトルとURLをコピーしました